米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは3月24日、スウェーデンのボルボカーズの新型4気筒エンジンの全てに同社製ターボチャージャーが採用された、と発表した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも世界をリードしている。
ボルグワーナーがボルボカーズに供給するのは、ボルボカーズが新開発した「Drive-E」と呼ばれる新世代エンジン用のターボチャージャー。
Drive-Eは、ボルボカーズの主力ユニットとして、順次搭載を拡大中。ガソリン、ディーゼルともに、全て直列4気筒となる。すでに、2.0リットルディーゼルにボルグワーナー製の「R2S」ターボチャージャーを採用。これに続いて、ガソリンのDrive-Eにも、ボルグワーナー製のターボチャージャーが導入された。
これで、ボルボカーズの新型4気筒エンジンDrive-Eの全てに、ボルグワーナー製ターボチャージャーが採用されたことに。ボルグワーナー・ターボシステムズのフレデリック・リサルド社長は、「ターボ技術の効率性を向上させることは、自動車メーカーが排出ガス基準を満たす手助けとなる」と語っている。