若桜鉄道は4月18日、恒例のC12形蒸気機関車(C12 167)を使った体験運転会を実施する。開催時間は13時15分から16時45分まで。
C12 167は、1938年に日本車輌製造で製造された旧国鉄のタンク式蒸気機関車。2007年8月に兵庫県多河町から若桜駅に搬入され、3カ月かけて修繕された後、駅構内での運転体験やトロッコ体験などに使われるようになった。本来の蒸気動力が使えないため、圧縮空気を動力源としているが、「動く仕組みは現役蒸気機関車と変わりありません」(若桜鉄道)という。
体験運転は若桜駅構内の展示走行線を2往復するもので、事前に運転取扱いや車両の構造を図面や写真で講習した後、教官による見本運転が1往復行われる。対象は15歳以上で、高校生が参加する場合は親権者の同意書が必要。
8人程度を募集し、参加費用は1万円。学科講習料が免除される2回目から5回目までは8000円、6回目以降は7000円で参加できる。申込みは若桜鉄道ウェブサイトで受け付けている。締切は4月1日。