鉄道博物館のEF55展示、4月12日から

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流線型が特徴のEF55 1。4月12日から鉄道博物館での展示が始まる。
  • 流線型が特徴のEF55 1。4月12日から鉄道博物館での展示が始まる。
  • EF55 1の展示開始に伴いディーゼル機関車のDD13 1は展示を一時休止する。
  • 既存の展示車両も展示位置を一部変更する。写真は展示位置を変更する蒸気機関車のC57 135。
  • 既存の展示車両も展示位置を一部変更する。写真は展示位置を変更する気動車のキハ41307。

鉄道博物館は3月25日、EF55形電気機関車(EF55 1)の展示を4月12日11時から開始すると発表した。これに伴いDD13形ディーゼル機関車(DD13 1)の展示を一時休止する。

展示場所は本館1階の車両展示エリア(ヒストリーゾーン)。中央の転車台上に展示し、毎日12時と15時の転車台回転時には汽笛の吹鳴を行う。車両の周囲から見学できるが、運転室などは見学できない。

初日の4月12日は11時から、テープカットと転車台回転、汽笛吹鳴などのセレモニーを行う予定だ。これに先立つ4月1日から19日までは、本館2階コレクションゾーンのスペシャルギャラリー前で、EF55形に関するパネルや模型の展示を行う。

EF55 1の展示によりヒストリーゾーンの配置を変更する必要があることから、DD13 1は展示場所の整備のため展示を一時休止する。JR東日本の大宮総合車両センターで一時保管し、2015年度末に展示を再開する予定だ。このほか、C57形蒸気機関車(C57 135)とキハ41300形気動車(キハ41307)は展示位置を変更する。

また、鉄道博物館は4月8日以降、展示変更作業のため一部の見学用ステップなどが利用できない場合がある。4月11日はヒストリーゾーンの約半分で見学ができない状態になる。

EF55形は1936年、3両が製造された旅客用電気機関車。当時流行した流線型の形状を片側のみ採用した独特なスタイルが特徴だった。1964年までに全車引退したが、EF55 1のみ保存。一時は動態復元され、イベント列車などで運用されてきた。

《草町義和》

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