黒部峡谷鉄道、4月28日から一部運行開始…全通は5月28日

鉄道 企業動向
黒部峡谷鉄道は2015年度の一部運行開始日を4月28日に決めた。当初の予定より8日遅れになる。
  • 黒部峡谷鉄道は2015年度の一部運行開始日を4月28日に決めた。当初の予定より8日遅れになる。
  • 4月28日の一部運行開始後は順次運行区間を拡大していく。
  • 宇奈月~欅平間全線で運行を開始するのは5月28日の予定。写真は欅平駅近くを走るトロッコ列車。

富山県黒部市の黒部峡谷鉄道は、2015年度の営業運行開始日を変更した。当初は4月20日に一部の区間で運行を開始する予定だったが、大雪の影響を受けて4月28日に変更。全線運行開始も例年より1カ月ほど遅くなる。

黒部峡谷鉄道は宇奈月~欅平間を結ぶ鉄道路線を運営。ダム・発電所の資材輸送や職員輸送のほか、冬季を除く4月から11月にかけて観光客向けのトロッコ列車を運行している。

今年3月27日時点の予定では、4月28日から宇奈月~笹平間で運行を開始。その後は運行区間を順次拡大し、5月15日に笹平~猫又間、5月22日に猫又~鐘釣間の運行を開始する。宇奈月~欅平間全線の運行を開始するのは5月28日。その後は11月30日まで運行する。

同社によると、沿線は30年ぶりの豪雪に見舞われた。3月中旬に雪害の状況を調査したところ、大規模な雪崩により鉄道施設に被害が発生していることが判明。これを受けて運行開始時期を遅らせることにした。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集