米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)。同社が米国において、ミニバンなど約70万台をリコール(回収・無償修理)する。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。FCA USから、クライスラー『タウン&カントリー』など、3車種のリコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールは、イグニッション(点火)スイッチの不具合によるもの。NHTSAによると、走行中にキーが回り、エンジンが停止する恐れがあるという。この状態では、エアバッグが作動しないため、危険が増す。
リコールの対象になるのは、2008-2010年モデルのクライスラー タウン&カントリー、2009-2010年モデルのダッジ『グランドキャラバン』、『ジャーニー』の3車種。米国で販売された70万2578台がリコールに該当する。
NHTSAでは、対象車を保有する顧客に対して、リコール作業を受けるまで、キーからキーホルダーなどを外すよう、呼びかけている。