死亡ひき逃げ容疑車両、修理工場の通報で発見

自動車 社会 社会

12日午前6時55分ごろ、埼玉県上尾市内の市道で、交差点を進行していたバイクと乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でバイクを運転していた男性が死亡。クルマは逃走したが、警察は後に19歳の少年をひき逃げ容疑で逮捕している。

埼玉県警・上尾署によると、現場は上尾市富士見町2丁目付近で片側1車線の直線区間。交差点に信号機は設置されていない。74歳の男性は優先側道路を走行していたところ、一時停止を無視して右方向から交差進行してきた乗用車と出会い頭に衝突した。

路上に倒れている男性を発見した近隣住人が警察に通報。男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡した。クルマはそのまま逃走しており、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始していてる。

警察が容疑車両の特定を進めていたところ、さいたま市内にある自動車修理工場から「フロントガラスに不自然な衝突痕のある乗用車が持ち込まれた。人身事故を起こした可能性がある」との連絡があり、同署員が確認したところ、容疑車両の可能性が高いことが判明。クルマを使用する19歳の少年を13日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して少年は「一時停止を無視して交差点に入った直後、横から来たバイクと衝突した。怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース