新型シトロエン『グランドC4ピカソ』と『C4ピカソ』のエクステリアデザインは、それぞれ別のデザイナーがデザインしたという。
デザイナーが違うにもかかわらず、エクステリアデザインはかなり近いイメージが持たされた。プジョー・シトロエン・ジャポン広報部シトロエンPRマネジャーの村田佳代さんは、「フロントグリルなどで共通部分があり、これは、両車を統括するトップがいるので、そこで調整をしている。しかし、デザイナー同士では調整等は行われなかった」と明かす。
グランドC4ピカソとC4ピカソのデザイナーに対して、トップからの指示は、「ピカソらしさを活かすこと。それ以外は何もなかった」と村田さん。
それを踏まえ、グランドC4ピカソのデザインコンセプトは、「子供のころに夢見た未来のクルマだ」とし、「特にLEDのヘッドライトあたりなどにそのイメージが表れているだろう」と説明する。
グランドC4ピカソのベースとなったのは、ジュネーブモーターショー13で発表された『テクノスペースコンセプト』で、「まさにその未来感が表現されており、コンセプトカーがそのまま市販車になったような形だ」という。村田さんによると、「最近のシトロエンは、全くかけ離れたコンセプトカーというよりも、『カクタス』もそうだが、そのまま市販できるようなコンセプトカーの方向性が最近の傾向だ」と語った。