モビリティランドは、ツインリンクもてぎにて、3月28日・29日に、今シーズンのオープニングレースとなる「スーパー耐久シリーズ2015第1戦 もてぎスーパー耐久」を開催する。
GT3カーによって争われるST-Xクラスには8台がエントリー。中でも3台のGT-Rバトルには注目だ。昨年のチャンピオン「GTNET」の星野一樹/GAMISAN組、昨年ランク2位、近藤真彦監督率いる「日産自動車大学校チーム」も昨年同様藤井誠暢がチームをけん引。加えて昨年星野とともにタイトルを手にした青木孝行が新たに参戦する「TEAM MACH」からGT-Rでエントリーする。
3台のGT-Rに挑む形となるのがBMW Z4 GT3とAMG SLS GT3、そしてポルシェ911 GT3だ。BMW Z4の「Field」からは、2008年ST-1クラスチャンピオンの片岡龍也が2年ぶりにスーパー耐久に復帰。乗り慣れたBMWだけに、打倒GT-Rの一番手となりそうだ。ポルシェ911 GT3の「ディレクションレーシング」は、今季初の公式テストで小林崇志がトップタイムを記録する速さを見せた。また新たに佐々木孝太がAMG SLS GT3で参戦。SUPER GTのGT300クラスとスーパー耐久のクラスチャンピオンを獲得している実力派だけに、開幕戦から上位争いに絡んできそうだ。
そのほか、ST-2はインプレッサからのタイトル奪還を目指すランサー・エボリューション勢、ST-3はフェアレディZとレクサスIS350の対決に注目が集まる。激戦区のST-4ではトヨタ86勢が大挙参戦。常勝ホンダ勢に切り込む。またST-5ではディーゼルターボエンジンのマツダ・デミオが参戦するなど、各クラス激しい戦いが予想される。