ドイツの高級車メーカー、ポルシェが3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15で初公開した『911 GT3 RS』。同車のサーキット走行の映像が、ネット上で公開されている。
911 GT3 RSは、ポルシェ『911』シリーズの自然吸気エンジン搭載の最高峰グレード、『911 GT3』をベースに、さらなるサーキット性能を追求したスパルタングレード。リアに置かれる4.0リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンは、自然吸気ユニットでありながら、最大出力500psを獲得。このパワーは、8250rpmという高回転域で発生する。最大トルクは46.9kgm/6250rpm。
トランスミッションはPDK。マグネシウム製ルーフやカーボンファイバー製エンジンフード&フロントリッドなど、軽量化も促進。911 GT3 RSは、0‐100km/h加速3.3秒、最高速310km/hの優れたパフォーマンスを実現する。
内外装は、専用仕立て。大型のリアスポイラーなどを採用し、エアロダイナミクス性能を追求した。軽量なバケットシートも装備。
3月5日、ポルシェは公式サイトを通じて、911 GT3 RSの映像を配信。この映像でポルシェは、同車が性能を発揮するのにふさわしい場所として、イタリア・ナルドのテストコースを選択。ポルシェのワークスドライバー、ブレンドン・ハートレー選手の試乗の様子は、4分30秒付近から見ることができる。