【ジュネーブモーターショー15】スズキ iK-2、車内スペースを保ちながら流動的ラインを表現

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スズキ iK-2(ジュネーブモーターショー15)
  • スズキ iK-2(ジュネーブモーターショー15)
  • スズキ 四輪デザイン部の内山一史チーフデザイナー
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スズキは、ジュネーブモーターショー15でコンセプトカーの『iK-2』を発表した。四輪デザイン部の内山一史チーフデザイナーは、そのネーミングの“2”には、スタイリングとパッケージングの良さ、両方を兼ね添えるという意味が込められていると話す。

「iK-2はグローバルに向けて発売する車なので、クルマとしてのプロポーションは保持し印象づけたいと考えた。しっかりとしたボディやタイヤに対して、キャビンは小さく適正なバランスをねらってデザインしている。市販モデルにもかなり近い形に仕上がった」(内山氏)。

特徴的なのはキャビンの絞り込みだ。内山氏は「乗員スペースに影響しない部分をぐっと絞り、デザインしろとして使った。従来の空間訴求のコンパクトカーにはないチャレンジ」と語る。その表現は車両を真後ろから見るとより分かりやすい。ワイドアンドローに設定されたリアフェンダーがしっかりとしたスタンスを強調している。

メインターゲットは、同社の主力コンパクトカー『スイフト』よりも少し上の年齢層やファミリーに設定。それに合わせた後席スペースや荷室容量を確保した。ショーカーの内部を見ることはできなかったが、荷室については「Cセグ並の容量を期待していただけるだろう」とのこと。

また、「水銀のようなイメージを意識した」カラーや、ボディに取り入れた、太さを変えながら走る光や液体が流れるようなモチーフも、ターゲットに合わせエレガントさを演出している。

同車をベースにした市販モデルは、2016年初頭にヨーロッパ市場へ投入される予定だ。

《吉田 瑶子》

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