あいの風とやま鉄道は3月3日、「開業記念1日フリーきっぷ」「開業記念入場券」を3月14日から発売すると発表した。中学生向けの割引切符も3月21日から発売される。
あいの風とやま鉄道は、北陸本線倶利伽羅~富山~市振間100.1kmの経営を引き継ぐ、富山県の第三セクター。北陸新幹線の延伸開業にあわせ、3月14日に開業する。
「開業記念1日フリーきっぷ」は3月14日から2016年3月31日までの期間中、石動~越中宮崎間88.6kmの普通列車を1日に限り自由に乗り降りできる。県境部の倶利伽羅~石動間と越中宮崎~市振間は利用できない。切符の様式はD型硬券で、記念台紙も付く。
発売額は大人1500円・子供750円。大人の場合、石動~越中宮崎間の通常片道運賃より160円安い。3月14日から5月6日まで、東滑川・西入善・越中宮崎各駅を除くフリー区間の16駅で発売される。ただし、3月14・15日は9時からの発売となり、富山駅では両日とも9時から16時まで、駅の南北自由通路特設会場で販売する。
「開業記念入場券」は、石動~越中宮崎間の全19駅のB型硬券入場券と記念台紙をセットにしたもの。発売額は1セット3040円。3月14・15日の2日間、富山駅南北自由通路の特設会場で9時から16時まで発売する。ただし1000セット限定のため、売切れ次第発売を終了する。
このほか、中学生のみ利用できる「中学生往復半額ホリデーパス」が、3月20日から2016年4月3日まで発売される。発売期間中の土曜・休日と長期休暇期間に限り、石動~越中宮崎間各駅の相互間を往復利用できるもので、発売額は各駅間の往復運賃の半額になる。