NECは、社会ソリューション事業で、ものづくり力を強化するため、国内のハードウェア開発・生産拠点を再編する。
車載機器などを開発・生産する長野日本電気の機能を、2016年度末までにNECプラットフォームズに移管する。また、携帯電話端末などを開発・生産する埼玉日本電気の機能を、2016年度末までにNECグループ内のハードウェア開発・生産拠点に移管する。
NECは、2014年7月にハードウェア開発・生産子会社4社を統合し、コンピュータ機器から通信機器、端末・組込み機器までの開発・生産を一元的に担う中核会社としてNECプラットフォームズを発足した。
今回の生産体制の再編も、ものづくり改革の一環で、各拠点が強みを持つ無線通信技術や、高密度実装技術、高信頼性製品生産技術などのものづくり技術を融合するとともに、集中投資することで、グローバルで競争力のある製品の創出を図る。
また、生産革新などのノウハウ共有や部品の内製化、フロントローディング活動などを通じて品質、コスト、供給体制の強化を図る。