濃色スモークのワゴン車が停止指示を振り切り逃走、3人が軽傷

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2月27日午前10時55分ごろ、福岡県北九州市小倉南区内で、パトカーの追跡を受けていたワゴン車が同市内で衝突事故を繰り返した。パトカーを含む車両7台が被害を受け、巻き込まれた一般車両の3人が軽傷を負ったが、運転者は車両を放置して逃走している。

福岡県警・小倉南署によると、最初の事故が発生したのは北九州市小倉南区志井公園2丁目付近で片側2車線の直線区間。パトロール中の同署員が車体後部に濃色のスモークフィルムを貼り付けたワゴン車を発見。整備不良の疑いで職務質問しようと停止を命じたところ、前方で信号待ちのために停車していたクルマ2台の間をすり抜けるように逃走した。

パトカーはただちに追跡を開始。ワゴン車は約10分後、同区企救丘2丁目付近でも信号待ちをしていたクルマ2台に衝突。さらに走り続け、同区守恒5丁目付近では抑止を試みた別のパトカーに衝突。さらに2台と衝突した時点で、警察は「これ以上の追跡は危険」と判断して追跡を中止した。この事故でパトカー2台を含む車両7台が被害を受け、信号待ちをしていた際に衝突被害を受けた4台に乗っていた3人が打撲などの軽傷を負った。

クルマはその後、小倉北区内の路上に放置されているのが発見されており、警察では自動車運転死傷行為処罰法違反や道路交通法違反(ひき逃げ)、公務執行妨害などの容疑で運転者の行方を追っている。

《石田真一》

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