マツダは2月27日、コンパクトなクロスオーバーSUVの新モデル『CX-3』を発売した。国内向けは1.5リットルのディーゼルエンジンのみで、消費税込み価格は236.7万円から302.4万円。月間3000台の販売を計画している。
2012年に発売した『CX-5』以来、SKYACTIV技術を全面採用した5番目のモデルとなる。国内営業本部長の福原和幸執行役員は、「CX-5以降の新世代モデルは、安全技術なども含め、すべて一貫した提案を行ってきた。お客様には幅広いモデルから1番合う車を選んでいただける体制になった」と、”戦力”の充実をアピール。これを機に国内での攻勢を強める構えだ。
福原執行役員はCX-3について「新しいジャンルだけに上乗せになるし、販売店へのお客様も増えるので他の車種への波及効果も間違いなくある」と、大きな期待を寄せる。今後の国内販売全般については「昨年が駆け込み需要で高水準だったため、3月までは前年実績を上回るが難しいものの、4月以降は前年をクリアしていきたい」と、浮上を宣言している。