ANAホールディングスは、2014~16年度ANAグループ中期経営戦略ローリングプランで、LCC(格安航空)事業であるバニラエアを2015年度に黒字化を目指す方針を掲げた。
LCC事業では、収益改善を優先するため、機材の増機ペースを10機から8機に遅らせ、より確実に黒字化を達成していく。市場販売価格や需要波動に柔軟に対応した収益性重視の路線・便数を展開していく。
競争力と収益性を両立させるきめ細かいプライシングを実施するほか、システム化によって最適座席コントロールを実現していく。
2016年度からの拡大戦略として、事業黒字化と乗員確保の目途を前提に、国際線を中心とした事業規模を拡大していく方針だ。