日本航空(JAL)は、「グループ中期経営計画ローリングプラン2015」で、機材・投資計画を発表した。
2015年度以降については、経年化する777機材、767機材の退役を進める一方、長胴型の787-9機材の導入を2015年度から開始するなど、2016年度末時点での787機材の導入機数が合計33機となる見込み。
また、グループ航空会社においても、機材更新を順次開始する。ジェイエアは、CRJ200機材の退役を開始し、E170、E190を導入する。日本トランスオーシャン航空は737-400機材の後継として737-800機材を導入する。日本エアコミューターは運航機材の更新を順次開始する。琉球エアーコミューターはDHC-8 Q100/Q300の後継機としてDHC-8 Q400ECを導入する。
2016年度末時点のJALグループの総機数は、224機となり、前年計画より2機増える。国際線が82機、国内線が142機となり、2015年度と2016年度の航空機投資額は、合計3480億円となる見込み。
客室改修は、顧客選好性の向上に向けた取り組みを継続する。具体的には、国際線機材は、客室仕様を一新した777-200ER機材を導入する予定。国内線機材は、新客室仕様「JAL SKY NEXT」への改修を推進する。