東京駅記念Suicaの申込み、3日間で170万枚…当初予定の100倍超

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1月30日から申込みを受け付けている「東京駅開業100周年記念Suica」のイメージ。3日間で約170万枚の申込みがあった。
  • 1月30日から申込みを受け付けている「東京駅開業100周年記念Suica」のイメージ。3日間で約170万枚の申込みがあった。
  • 東京駅の丸の内駅舎。昨年12月に開業100周年を迎えた。

1月30日から購入申込みの受付を開始した「東京駅開業100周年記念Suica」についてJR東日本は2月2日、当初予定していた発行枚数の100倍を超える、約170万枚の申込みがあったと発表した。

同社によると、2月2日8時時点の申込み件数は75万6916件で、内訳はインターネットでの申込みが72万9108件、郵送が2万7808件。枚数では169万5343枚の申込みがあり、1件あたり約2.24枚の申込みがあったことになる。申込み枚数の上限は一人3枚。

記念Suicaは当初、販売数を限定1万5000枚とし、2014年12月20日の朝から東京駅丸の内南口ドーム内の特設ブースで販売。翌日以降は駅窓口で販売する計画だった。しかし発売当日、同社の予想を大きく上回る約9000人の購入希望者が東京駅に殺到。JR東日本は安全面を考慮して9時40分頃に販売を中止したが、購入できなかった人からは不満の声があがり、駅構内が一時騒然とした。

これを受けてJR東日本は、通信販売方式に改めて販売することを決め、1月30日からインターネットと郵送で申込みを受け付けている。本年度内に10万枚の追加増刷を行い、購入希望数が本年度内に発送できる枚数を超えた場合もさらに増刷し、全ての購入希望者に行き渡るようにする。

ただ、受付開始から数日で本年度内の増刷可能数を大幅に超える申込みがあり、本年度内の発送分は抽選で決めることにした。JR東日本は「希望される皆さまにご購入いただけるよう、さらに増刷を行いますが、お届けまでにお時間をいただくこととなりますので、あらかじめご了承ください」としており、全ての発送が完了するまでには相当な時間がかかる見込みだ。

申込み期限は2月9日まで。本年度内の発送分は2月下旬に専用の払込票を発送し、3月9日の支払期限終了後、入金を確認してから1週間~10日前後をめどに順次商品を発送する予定だ。

《草町義和》

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