1月25日、日本クラシック協会が主催する“JCCAクラシックカー・フェスティバルニューイヤーミーティング”が開催され、個人のクラシックカーエンスージアストや、クラブ、ショップなどに混じり、法政大学体育会自動車部OBOG会もブースを出していた。
そのブースに展示してあったのは、1938年式のジャガー『SS100』だ。このクルマは昭和41年に渋谷道玄坂にある“美美薬局”の藤沢臣明氏より寄贈されたもので、同部のシンボルカーとして代々部員に引き継がれてきたもの。1980年にレストアを終え、近年は、様々なクラシックカーイベントに出展されている。現在も100km/hで巡航可能だという。
同OBOG会幹事長の濱口慶一氏によると、「法政大学体育会自動車部の活動は、ジムカーナやダートトライアル、フィギュアなど学生自動車連盟が主催する競技に参加している」と説明する。
そして、このジャガーに関しては、「このクルマのオーナーは大学なので、年に1から2回、大学のイベントで校舎に展示するほか、今回のようなクラシックカーイベントで、大学のアピールを務めている」という。
濱口さんは、「現役の学生はこのジャガーの運転は禁止されている。その理由は現代のクルマではないため、運転に関しての成熟が求められるからだ。しかし、今後は、その成熟度合いによって、少しずつ触れる機会を設け、クルマの歴史を肌で感じてもらえるように考えていきたい」とコメントしていた。
当日会場には、現役部員も参加し、積極的に車両説明等を行うことで、来場者と触れ合い同校をアピールしていた。