昨年、ジョホールバル高等裁判所から自動車ローン破綻で破産宣告を受けた男性が、実際は自分が借りた金ではなく盗まれた身分証を使った詐欺だと主張している。
処分に対して異議を申し立てているのはコーヒーショップで働くガン・キムチャイさん(40)で、銀行はガンさんが中古車をローンで購入したが、返済を怠ったとして裁判所に申し立てていた。
これに対しガンさん側は、2003年に無くした多機能身分証明カード「MyKad」が何者かに使われたと主張。昨年6月に銀行から6万リンギの支払いをもとめる通達が届いたため事情説明に赴いたが、銀行側は返済しろというばかりだった。ガンさんの弟によると、ガンさんは運転をしないという。
ガンさんの元には購入したとされる中古車はなく、現物を銀行に返すことができない。また月収1,000リンギ足らずでは返済も不可能だと主張し、善処を求めている。
(ザ・スター、1月25日)