ダイハツ工業の入江誠取締役は1月29日に都内で開いた決算発表の席上、2014年度の軽自動車販売計画である66万台(前年度比6%減)を堅持して取り組む方針を示した。
ダイハツは4-12月期に国内向け軽自動車で6車種の新モデルを投入。この間の販売は前年同期より2%多い48万4000台と、1%増だった市場全体の伸びを上回った。ただ、14年暦年ベースでは8年ぶりに軽自動車シェア首位の座をスズキに奪還された。
このため、両社による年度ベースでのトップ争いも注目されているが、ダイハツは年度当初からの計画を踏襲することにした。入江取締役は「第4四半期は軽自動車の最量販期であり、加えて当社は新車効果で販売環境は好転している」と、計画達成に自信を表明した。