日産自動車は1月29日、『GT-R(R35)』のステアリングコラムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは日産GT-R(R35)1車種で、2007年10月9日から2008年5月14日に製造された2893台。
ステアリングコラムにおいて、アウターチューブの真円度が不適切なため、内側のベアリングに掛かる荷重が不均一なものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ベアリングが破損してハンドルの上下方向のガタが大きくなり、最悪の場合、ハンドル前後方向の固定ができなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、当該ステアリングコラム一式を良品と交換する。
不具合は5件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。