ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェの主力車種、『カイエン』と『パナメーラ』。両車のハイブリッド車が、米国でリコール(回収・無償修理)を実施する。
これは2015年1月20日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。ポルシェの米国法人、ポルシェカーズノースアメリカから、『カイエンSハイブリッド』と『パナメーラSハイブリッド』に関するリコールの届け出を受けた、と発表している。
今回のリコールは、燃料漏れの可能性があるために実施。NHTSAによると、両車のインジェクションシステムに不具合があり、燃料漏れを起こす恐れがあるという。燃料漏れが起きると、車両火災に至るリスクが増える。
リコールの対象になるのは、2011-2012年モデル。2011年8月下旬から、2012年8月上旬にかけて生産され、米国で販売された合計1368台が、リコールに該当する。
ポルシェカーズノースアメリカは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店で燃料系統を交換するリコール作業を行う予定。