シャープは、交通監視用カメラ向け1/1型600万画素のCCD3機種を開発。1月30日より量産を開始する。
ITS(高度道路交通システム)などに用いられる交通監視用カメラは、昼夜を問わず、走行車両の情報やナンバープレートを識別する必要がある。よって高解像度で高速撮影が可能なイメージセンサが求められている。
新製品は、光を電気信号に変換する領域を拡大。道路を幅広く撮影できる600万画素の高精細イメージセンサにおいて、業界最高の可視光感度1450mVを実現。また、可視光より波長の長い近赤外光下での撮影にも対応し、明るいシーンから肉眼ではとらえられない暗闇のシーンまで鮮明に撮影できるようになった。
製品ラインアップは「RJ3DT3AF0DT(4ch出力)」「RJ3DT3AD0DT(2ch出力)」「RJ3DT3AAODT(1ch出力)」の3種。最上位グレードのRJ3DT3AFOLTでは、600万画素の画像を1秒間に30枚出力、高精細で滑らかな映像が撮影できる。
サンプル価格は6万円。