国営航空会社エアインディアは政府からの財務改善勧告を受けて、来年度中に140億ルピーあるいは総支出額の6%を削減するとエコノミックタイムスが伝えた。
エアインディアは国内の航空旅行市場の5分の1近くを占めているが、長年の赤字と高額なコストが批判されてきた。
2012年には政府が58億ドルの資金援助を行っている。
同社は18日の発表で、余剰社員を洗い出し、雇用契約を凍結し、採算の合わない路線の運航を中止することで支出400億ルピーの10分の1を削減するとした。
また社員の旅行や宿泊の制限も開始することも明らかにした。
インドの大手航空会社はその高い営業コストと激しい価格競争により、一社を除いて全て赤字経営となっている。