【ハンドメイドバイシクル展15】足こぎ車いす、リハビリセンターでも利用され海外進出へ

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TESSの足こぎ車いす「プロファンド」
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「歩行が困難な方にもう一度自転車に乗せてあげたい」。こんな思いで開発したのがTESS(本社・宮城県仙台市)の「プロファンド(Profhand)」だ。これは足こぎ車いすで、どちらかの足が少しでも動かせれば、こいで進んでいけるという。

操作も非常に簡単で、右にあるレバーを動かせば、その場で回転もできる。また、安全面にも力を入れ、ディスクブレーキを採用して安全確実にブレーキをかけられるようにしている。

さらに片足でこぐことによって、もう一方の不自由な足も動かすようになり、同時に筋力もつく。その結果、歩けなかった人が歩けるようになったケースもあるそうだ。そのため、リハビリセンターや病院などでも利用されている。

価格は30万9100円。2009年の発売以来、これまで国内で6000台を販売した。「日本には脳梗塞などによって、片足が不自由な方が170万人います。その人たちの多くに乗ってもらって、自分の足で行きたい場所や逢いたい人の元へ行ってもらいたい」と同社関係者は話す。今後は海外にも展開する予定で、すでに米国FDA(食品医薬局)の認可も取っているそうだ。

《山田清志》

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