【新聞ウォッチ】崖っぷちの民主党、新代表に岡田氏を選出

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年1月19日付

●民主新代表に岡田氏、決選投票、細野氏を逆転(読売・1面)

●日産「軽」自社生産へ、16年度めど、販売戦略柔軟に(読売・1面)

●マツダ労組ベア6000円要求へ(読売・8面)

●日本の対中投資38%減、14年、関係悪化・コスト高影響(東京・3面)

●シャープ、赤字転落、15年3月期最終、テレビなど不振(日経・1面)

●広島銀、赤デミオで外回り(日経・5面)

●往年の軽自動車、時代背景とともに,ダイハツ、展示館改装(日経・11面)

●トヨタ、燃料電池車特許を無償提供、普及加速と業界標準狙う(日経・15面)

●製造物責任タカタ問題の教訓、迅速対応危機意識カギ(日経・15面)

ひとくちコメント

「相も変わらず」というのが率直な感想である。民主党代表選の投開票が行われ、決選投票で岡田克也代表代行が細野豪志元幹事長を破って新代表に選ばれた。

民主党といえば、2年ほど前までは日本の政権を担っていた与党第一党だったが、いつの間にか国民にとっても遠い存在になってしまった。

きょうの各紙も、一応、読売、毎日、産経、東京の各紙は1面トップで「民主代表に岡田氏」との見出しで報じていたが、朝日と日経は1面には取り上げたものの、トップ扱いではなかった。このうち、日経は準トップの「シャープ、赤字転落」よりも小さな掲載である。

それでも、きょうの社説には全紙が「岡田民主新代表」をテーマに取り上げたが、「『原点回帰』では党は再生するのか」(読売)、「原点回帰では済まない」(毎日)、「マイナスからの再生急げ」(産経)などと、厳しい注文をつけている。

なかでも毎日は「党再建の最後の機会と心得るべきだ」としながら「野党第一党が政権担当能力を欠くようでは、政党政治が機能しなくなってしまう。政党として瀬戸際の状況を自覚し、責任ある論戦の先頭に立ってもらいたい」と結んでいる。

岡田新体制の成果が表れるのは4月の統一地方選や来夏の参院選だが、安倍政権の“暴走”を止めることで国民の失望をどこまで解消させることができるのか。「道のりは険しい」というのが各紙の論調でもある。

《福田俊之》

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