フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンは2015年1月14日、2014年の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は293万9000台。前年比は4.3%増と、プラスに転じた。
販売が回復したのは、世界最大の新車市場、中国での好調。2014年は、前年比11.5%増の73万4000台を販売し、2桁の伸びを維持。その内訳は、プジョーが前年比43.1%増の38万6565台、シトロエンが14.3%増の32万台と大幅増となった。
中国での主力車種は、プジョーが『3008』や『2008』、『408』など。シトロエンは、『C4-L』や『C-エリーゼ』が支持を集める。
欧州では2014年、信用不安を抜け出し、回復。PSAの2014年の欧州新車販売は、前年比8.1%増の176万1000台と、プラスに転じた。ブランド別の内訳は、プジョーが前年比6.2%増の95万2000台。シトロエンが7.2%増の68万9000台。
2014年の世界新車販売において、PSAの最大市場は、中国となった。PSAは、「中国での2014年の市場シェアは4.4%。前年に対して0.8ポイント上昇した」と説明している。