BMWグループのMINIが2014年春、米国市場で発売した新型MINI『ハッチバック』。同車が米国市場で、リコール(回収・無償修理)を実施する。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカから、新型MINIハッチバックに関するリコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールは、新型MINIハッチバックのフロントシートの不具合が原因。NHTSAによると、前席シートバックの角度調整のロックが不充分なため、追突事故の際、シートバックが前方に倒れ、乗員が負傷するリスクが高まるという。
リコールの対象となるのは、米国で販売された2015年モデル。2014年8月中旬から2014年9月上旬にかけて生産された846台が該当する。
BMWオブノースアメリカは、対象車両を保有する顧客に連絡。販売店でシートバックの角度調整のロックが正しく行えるように、リコール作業を実施する。