緊急走行中の消防車と衝突、ワゴン車運転の男性が重傷

自動車 社会 社会

21日午後5時45分ごろ、愛知県豊田市内の国道419号で、緊急走行中の消防車(救助工作車)とワゴン車が交差点で出会い頭に衝突する事故が起きた。ワゴン車は電柱にも衝突。運転者が骨折などの重傷を負っている。

愛知県警・豊田署によると、現場は豊田市上原町折橋付近で片側2車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。豊田市消防本部の救助工作車は緊急走行中で、赤信号の状態で交差点に進入したところ、交差進行してきたワゴン車と出会い頭に衝突。ワゴン車は衝突後に方向を変えて約150m先まで走行。電柱に突っ込んだ状態で停止した。

この事故でワゴン車に乗っていたブラジル国籍を持つ36歳の男性が足を骨折するなどの重傷。救助工作車には消防隊員4人が乗車していたが、このうち2人が打撲などの軽傷を負った。向かっていた現場には別の車両が対応している。

警察では安全確認に怠りがあったものとみて、救助工作車を運転していた隊員から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース