米国の自動車大手、フォードモーターの欧州法人、フォードオブヨーロッパは12月12日、11月の欧州市場における新車販売の結果を公表した。総販売台数は、8万4500台。前年同月比は0.3%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
信用不安によって、欧州市場での落ち込みが続いていたフォードだが、ここ数か月は回復傾向にあった。しかし、11月の対前年同月比は0.3%減と、5か月ぶりのマイナス。11月の市場シェアは、前年同月比0.1ポイント減の7.5%。これは、『フォーカス』と『モンデオ』の2車種が、モデル末期となった影響が大きい。
市場別の11月実績は、英国が2万6300台でトップ。これに次いだのはドイツで、1万9300台。以下、トルコが1万0900台、イタリアが8300台、フランスが6800台で続く。
11月の車種別実績では、『フィエスタ』が2万0900台で、引き続きフォードブランドの欧州最量販車に君臨。以下、フォーカスが1万4200台、『クーガ』が7100台、『C-MAX』が6700台。
2014年1-11月の欧州新車販売は、前年同期比7.1%増の107万5000台。フォードオブヨーロッパのRoelant de Waard営業&マーケティング担当副社長は、「成長が持続しているのは喜ばしい限り」と述べている。