オペル、新世代ディーゼルエンジンの生産をドイツで開始

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オペルの独工場で生産が開始された新世代ディーゼル「2.0CDTI」
  • オペルの独工場で生産が開始された新世代ディーゼル「2.0CDTI」

米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは12月9日、新世代のディーゼルエンジンの生産を、ドイツ・カイザースラウテルン工場で開始した。

このディーゼルエンジンは、「2.0CDTI」と呼ばれるユニット。2014年10月、パリモーターショー14で初公開された。2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力170hp、最大トルク40.8kgmを引き出す。最大トルクは、1750-2500rpmの領域で引き出される特性。

現行の2.0CDTIの最大出力は163hp。新世代の2.0CDTIは、現行比で7hp、率にして5%のパワーアップを果たす。また、最大トルクは14%向上。排出ガス性能は、欧州の最新基準のユーロ6に適合する。

また、燃費やCO2排出量などの環境性能も向上。NVH性能の引き上げも図られている。なお、この新エンジンは、『インシグニア』と『ザフィーラ』に最初に搭載される予定。

12月9日、オペルのドイツ・カイザースラウテルン工場では、2.0CDTIエンジンの生産を開始。同工場のPeter Winternheimer工場長は、「このハイテクエンジンの組み立て工場に選ばれたことは誇り」とコメントしている。

《森脇稔》

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