二輪・四輪のカスタム車が集結する『ヨコハマ ホットロッド カスタムショー』だが、バイクに限れば、本場で生まれ育ったハーレーがやはり主役で、絶対王座なのは間違いない。
ただし、会場にはもともとトライアンフやカワサキのバーチカルツイン、ヤマハのシングルなど、ハーレー以外の勢力も根強く存在していたことも確かなこと。そうした「ハーレーではないカスタム」も決してマイノリティではなく、ファンに熱く支持されている。
そして、今年はBMWモトラッドが「R nineTカスタム・プロジェクト」の一環としてエントリーし、さらにトライアンフもブースを出展。
BMW モトラッドのR nineTカスタム・プロジェクトに負けず劣らず、トライアンフは、「エースカフェロンドン」とのコラボレーション限定車『Thruxton Ace(スラクストンエース)』と『スラクストン・カスタム by CHIC DESIGN』、『アメリカ・カスタム by BIG FOUR(トライアンフ横浜北)』2台を展示した。
ストリートから生まれ、カスタムショップがメイクするこの熱きカスタムシーンを、メーカーも重要視していることがうかがい知れると同時に、BMWとトライアンフいずれも、いま新車で買える車両をベースにしたカスタムを提案し、旧車がシーンの中心にある熱狂的なカスタムファンを振り向かせようという狙いを感じる。