スズキの『ハスラー』が「オートカラーアウォード2015」のグランプリを獲得し、メガウェブで表彰式が行なわれた。日本流行色協会(JAFCA)は毎年、優れた車両のカラーデザインを顕彰する「オートカラーアウォード」を実施。今回で17回目となる。
グランプリに選ばれたのはハスラーのパッションオレンジ、サマーブルーメタリック、キャンディピンクメタリックという3色にホワイト2トーンルーフを組み合わせた外観と、ダークグレー(内装色)のコンビネーション。1つのカラーリングではなく、ラインナップにある3色を合わせての受賞だ。
審査中は、カラーデザインのコンセプトがユーザーのライフスタイルに合致していることが高く評価され、エントリー車両のなかで圧倒的な支持を得ていたという。
審査員からは「色のイメージが、ハスラー全体のデザイン開発をリードしたことがわかる」「楽しいイメージがわかりやすくユーザーに伝わっている」といったコメントが聞かれた。色によるメッセージの発信力や明快さが評価されたようだ。
またフロアマットまでも明快なコンセプトでデザインされ、内外装のコーディネートに活用している点も高評価されたとのこと。
ハスラーのカラーデザインを担当した江口奈津美デザイナーは「学生時代にこのアウォードを知り、カラーデザイナーを志した。だからグランプリ獲得は本当に嬉しい」と喜びを語っている。