京都市地下鉄烏丸線、烏丸御池駅でホームドア使用開始…12月20日

鉄道 企業動向
烏丸御池駅に設置される可動式ホーム柵のイメージ。12月20日から使用を開始する。
  • 烏丸御池駅に設置される可動式ホーム柵のイメージ。12月20日から使用を開始する。

京都市交通局は12月11日、地下鉄烏丸線の烏丸御池駅(中京区)で設置工事中の可動式ホーム柵について、12月20日から使用すると発表した。当初の予定(2015年1月)より若干前倒しされた。

これに伴い前日の12月19日には、可動式ホーム柵の最終運用テストを実施する。最終運用テストは12時から、烏丸線1番線ホームの北側で実施。可動柵の概要説明などのセレモニーも行われ、12時21分着の列車に合わせてテストが行われる。

京都市営地下鉄では現在、京都・四条・烏丸御池の3駅で可動式ホーム柵の設置工事が行われている。このホーム柵はスチール製で、扉幅は約3m、高さが約1.3m。厚みは戸袋部が約22cm、扉が約4cmとなっている。

列車が到着すると、車掌がホーム柵に設けられたスイッチを使って開閉する。列車とホーム柵の間には立体検知型支障物センサーを設けて扉が開閉する際の挟み込みを防止。車掌からホーム柵の視認性を高めるためのカメラやモニター、車掌が乗客に直接注意喚起できる車外用放送設備も備える。ホーム柵設置にかかる総事業費は約9.7億円で、2015年度中には残りの四条・京都の両駅にも設置される予定だ。

また、烏丸御池駅ではホーム柵の設置に合わせ、最も混雑する北寄り2両を東西線への連絡通路に近づけるため、停止位置を1・2番線ホームとも国際会館方面に約13m移動させる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集