三井造船、エタンと重油の二元燃料ディーゼルエンジンを受注

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三井造船は、エタン燃料焚きの電子制御式ガスインジェクションディーゼルエンジン「ME-GI-Ethane」を、世界で初めて受注したと発表した。

ME-GIエンジンは、熱効率の高い大型2サイクル低速ディーゼルエンジンで、使用燃料に、エタンと重油の両方を使用できる二元燃料(デュアル・フューエル)機関。

今回、ドイツ船主であるHartmann Schiffahrtと、ノルウェー船主であるOcean Yield向けにシノパシフィック・オフショア&エンジニアリング(中国造船所)が建造する、LEG(液化エチレンガス)運搬船3隻に「三井-MAN B&W7G50ME-C9.5-GI-Ethane」主機関が搭載される。

三井造船が製造する「ME-GI」は現在、2つのプロジェクトで採用が決まっている。しかし、これらはLNG(天然ガス)と重油燃料を使用する機関仕様。今回受注したME-GI-Ethaneは、燃料としてLNGではなく、エタンと重油燃料を使用できるエンジンとなる。

エタンは、重油に比べLNGと同様、環境にやさしい燃料で、シェールガスの開発・普及に伴って、高い経済性が注目されており、LNG燃料に続いて、現在主流である重油に変わる舶用燃料として注目されている。

《レスポンス編集部》

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