インド 新車販売、6%増の26万台…2か月ぶりに増加 11月

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インド自動車工業会は12月9日、インド国内の11月の新車販売の結果をまとめた。乗用車と商用車を合わせた総販売台数は、26万0124台。前年同月比は6%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。

メーカー別では、インド市場で3割を超えるトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキが11月、インド国内で10万0024台を販売。前年同月比は17%増と、7か月連続で増加した。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、合計で8万2306台を販売。前年同月比は14.9%増と、7か月連続のプラス。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入。11月はセグメント合計で5515台を販売。前年同月比は5.6%減と、2か月連続で減少する。

また、トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)が発表した11月のインド新車販売台数は、1万4134台(輸出を含む)。前年同月比は11%増と、6か月ぶりに前年実績を上回った。11月実績の1万4134台の内訳は、インド国内販売分が1万2175台で、前年同月比は19%増と、2か月ぶりに増加。主力車の『エティオス』と『エティオス・リーバ』に初の大幅改良を実施。その効果が表れた。

ホンダのインドにおける四輪車生産販売会社、ホンダカーズインディアリミテッドが公表した11月のインド新車販売台数は、1万5263台。前年同月比は64%増と、2桁の大幅増を維持する。モデルチェンジを受けたばかりの新型『シティ』が7252台と回復。新型コンパクトカーの『アメイズ』も、3310台と売れた。新型『モビリオ』も3589台と引き続き、良好な立ち上がり。

インドでは2014年5月、モディ新政権が発足。7月末で期限切れを迎えた物品税の減税を、2014年末まで延長するなど、同政権の経済政策により、消費者の新車購入意欲は回復傾向を示している。

《森脇稔》

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