ドイツの高級車メーカー、BMWグループ。同社が近い将来、中核車種の全てに、プラグインハイブリッド車(PHV)の設定を計画していることが分かった。
これは12月1日、BMWグループが南フランスのミラマスのテストコースで明らかにしたもの。同社は、「ブランドのコアとなるモデルの全てに、PHVを用意することを計画している」と発表している。
今回、BMWグループは、南フランスのミラマスのテストコースにおいて、『3シリーズ』のPHVプロトタイプを披露。また、『5シリーズGT』ベースの高性能PHVプロトタイプも初公開した。
また、BMWグループはすでに、市販PHVとして、新ブランド「i」から、『i8』と『i3』の2車種を発売済み。今後は、PHVを環境対応車の主軸に位置付け、車種ラインナップの拡大に乗り出す。
BMWグループの研究開発担当、ヘルベルト・ディース取締役は、「BMWグループの全車に、iブランドの技術が反映されている。バッテリーやモーターなどの基本的技術を、今後のPHVに利用していく」と語っている。