長良川鉄道ナガラ1形、12月23日限りで引退

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長良川鉄道の開業時に導入されたナガラ1形が12月23日限りで引退することが決まった。写真は既に廃車済みのナガラ1形ナガラ4(2006年)。現在残るナガラ10とは側面のデザインが異なる。
  • 長良川鉄道の開業時に導入されたナガラ1形が12月23日限りで引退することが決まった。写真は既に廃車済みのナガラ1形ナガラ4(2006年)。現在残るナガラ10とは側面のデザインが異なる。
  • 北濃駅で発車を待つナガラ1形(2006年)。

長良川鉄道はこのほど、12月23日限りでナガラ1形気動車の運用を終了すると発表した。これに伴い12月20・21・23日は、さよなら運行としてナガラ1形のナガラ10を定期列車で運用する。

ナガラ1形は1986年12月11日、長良川鉄道が美濃太田(岐阜県美濃加茂市)~北濃(郡上市)間72.1kmを結ぶ国鉄越美南線の運営を引き継いだ際に導入した車両。富士重工業が開発したレールバス「LE-Car」で、1986年から1987年にかけてナガラ1~12の12両が製造された。その後、ナガラ300形など新型車両の導入に伴い廃車が進み、現在はナガラ10の1両だけとなっている。

ナガラ10によるナガラ1形さよなら運行の時刻は、12月20・21日が関8時57分発の美濃太田行き、美濃太田9時56分発の北濃行き、北濃12時21分発の美濃太田行き。美濃太田14時22分発の列車も関駅までナガラ10が使われる。

最終日の12月23日は、関5時52分発の美濃太田行き、美濃太田6時25分発の北濃行き、北濃8時57分発の美濃太田行き、美濃太田11時35分発の北濃行き、北濃14時07分発の美濃太田行き、美濃太田16時20分発の湯の洞温泉口行き、湯の洞温泉口17時03分発の美濃太田行き、美濃太田18時12分発の北濃行き、北濃20時18分発の美濃太田行き、美濃太田22時22分発の美濃市行き。最終列車となるのは、通常は回送列車として運転されている美濃市22時56分発の関行きで、途中の松森・関下有知・関市役所前各駅には停車しない。

《草町義和》

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