遠鉄27号編成が来年2月引退…1月にさよならイベント

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遠州鉄道は30形のうち最も古い27号編成の引退記念イベントを2015年1月25日に実施する。27号編成は2月に廃車される予定だ。
  • 遠州鉄道は30形のうち最も古い27号編成の引退記念イベントを2015年1月25日に実施する。27号編成は2月に廃車される予定だ。
  • 30形は30両が製造されたが、1000形や2000形の導入に伴い現在は6両だけとなっている。写真は既に廃車済みのモハ30+クハ80。

新浜松(浜松市中区)~西鹿島(天竜区)間17.8kmの鉄道線を運営する遠州鉄道は2015年1月25日、30形電車のうち27号編成(モハ27+クハ89)による「ありがとう27号 勇退記念特別列車」と題したイベントツアーを実施する。

30形は1958年から1980年まで、旧型車両の更新を目的に製造された遠州鉄道の電車。1000形や2000形の導入に伴い数を減らしており、現在はモハ25+クハ85、モハ27+クハ89、モハ51+クハ61の2両編成3本が残るのみとなっている。このうち最も古いモハ27(1974年製)とクハ89(1963年製)の2両が2015年2月に廃車となることから、引退記念ツアーを実施することにした。

イベントツアーは事前応募制で、午前の部(9時30分から)と午後の部(13時40分から)の2回実施。午前の部は西鹿島10時04分発、午後の部は新浜松14時21分発の特別列車に乗車する。申込みは遠州鉄道の鉄道営業所がはがきで受け付ける。参加料金はフリー切符代の大人1540円・子供770円。締切は12月19日(必着)。

このほか、当日は11時30分から13時20分まで、新浜松駅の2番線で27号編成を一般に開放し、同時にグッズ販売会も開催する。

《草町義和》

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