ドイツの高級車メーカー、BMWグループは11月27日、ドイツで新技術説明会、「BMWグループ・イノベーション・デイズ」を開催。BMW『3シリーズ』のプラグインハイブリッド(PHV)プロトタイプを初公開した。
すでに現行3シリーズには、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボにモーターを組み合わせた市販ハイブリッド車、『アクティブ・ハイブリッド3』を設定。これを一歩進め、外部充電が可能なPHVを提示する。
PHVシステムは、エンジンがアクティブ・ハイブリッド3に対して、ダウンサイズされた2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ。これに、モーターを組み合わせる。システム全体では、およそ245hpのパワーと、およそ40.8kgmのトルクを引き出す。トランスミッションは、8速「ステップトロニック」。
二次電池は、リチウムイオンバッテリー。EVモードでは、最大でおよそ35kmを、最高速120km/hで走行できる。この効果もあり、欧州複合モード燃費50km/リットル、CO2排出量50g/kmの優れた環境性能を達成する。
また、急加速が必要な際には、エンジンをモーターがアシスト。BMWは、「3シリーズの6気筒エンジン車と同等のスポーティなパフォーマンスを実現した」と説明している。