11月18日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー14。米国の自動車大手、フォードモーターのブースでは、フォード『エクスプローラー』の2016年モデルがワールドプレミアされた。
ロサンゼルスモーターショー14で初公開された2016年型は、現行型のデビューから約4年を経て、初の大幅改良を受けたモデル。外観は、グリル、ヘッドライト、バンパーのデザインを見直し、表情を一新。リアは、テールライトを新デザインに改める。
インテリアは、ドアアームレストの素材を見直し、質感を向上。インフォテインメントシステムは、タッチパネル方式から、スイッチ方式に改め、操作性を引き上げた。
現行エクスプローラーの特徴が、日本仕様にも用意される2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「エコブースト」。車両重量が重いSUVに、排気量2.0リットルでも充分な動力性能を実現した点が、評価されている。
2016年モデルでは、この「2.0エコブースト」を、新型『マスタング』用と基本を同じくする「2.3エコブースト」に置き換え。最大出力は270hp、最大トルクは41.5kgmと、2.0リットルに対して、出力は12.5%、トルクは11%向上。高速道路での90-120km/hレベルでの加速性能は、10%高めた。
ところで、エクスプローラーといえば、初代が1990年に米国で発表され、米国で累計700万台以上を販売したSUVのベストセラー。ロサンゼルスモーターショー14のプレスカンファレンスには、フォードモーターのグローバル商品開発担当、ラジャ・ナイール副社長が登壇。「エクスプローラーは世界が求めるSUVを定義した。エクスプローラーは、フォードの世界SUVラインナップの中核。なぜなら、理想的なデザインと機能を備えているからだ」と語っている。