西武池袋線の連立事業、来年1月に高架化完了

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大泉学園駅から見た地上の仮上り線と高架の上下線。来年1月25日に上り線が高架に移る。
  • 大泉学園駅から見た地上の仮上り線と高架の上下線。来年1月25日に上り線が高架に移る。
  • 現在の石神井公園第5号踏切の様子。高架化の完了により踏切待ち渋滞が完全に解消される。
  • 連立事業の施行手順。今回の上り線切替で上下線とも高架化が完了するが、連立事業としては今後も側道整備などの工事がしばらく続く。
  • 大泉学園駅のホームから見た2013年5月時点の工事の様子。高架橋の整備が始まったところ。
  • 大泉学園駅付近から見た2013年11月時点の工事の様子。この時点で下り線のみ高架に切り替わった。

東京都建設局と西武鉄道は11月27日、池袋線の練馬高野台~大泉学園間(練馬区)で実施している連続立体交差事業(連立事業)について、2015年1月25日の初発から石神井公園~大泉学園間の上り線を高架線に切り替えると発表した。これにより事業区間の高架化が完了する。

この連立事業は東京都を事業主体とする都市計画事業。練馬高野台駅付近から石神井公園駅を経て大泉学園駅付近までの約2.4kmを高架化し、9か所の踏切を解消する。このうち練馬高野台付近~石神井公園付近間の約1.2kmは、複々線化事業もあわせて実施されている。

練馬高野台付近~石神井公園付近間は、2012年11月までに高架化と複々線化が完了して6カ所の踏切が解消されており、その後は石神井公園駅付近から大泉学園駅付近までの約1.2kmで高架化工事が進められてきた。下り線は2013年11月24日に高架化が完了しており、今回の上り線高架化で3カ所の踏切が解消される。

全体の事業期間は2016年度まで。建設局は今後も側道の整備などを進めるとしている。

《草町義和》

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