ホンダが発表したコンセプトモデル、『FCVコンセプト』の内装は、ホワイトのカラーと木目を合わせることで、未来感を表現しているという。
本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン開発室1スタジオ主任研究員の萩原泰一さんによると、FCVコンセプトの内装色は、「コーディネートにより白が映えるようにデザインしている」と話す。
「全体を白にして、木目の色と合わせることでこの白がすごくきれいに映えている。木目があるからこそこの白なのだ。白単体では、白は映えなかっただろう。落ち着いた黒っぽい木目があることで、革の白がすごくきれいに見えているのだ」と述べる。
内装色に白を選んだ理由について萩原さんは、「未来のイメージと、クリーンなイメージを表現した。これまで真っ白な内装にブルーの照明があるなど、未来的なコンセプトカーではセオリーのようによくやっていた。しかし今回はそうではなく、人にやさしい、地球にやさしいというところも同時に表現しようと、木目や素材感をきちんと表現しながら、未来感を表している」と語った