欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは11月18日、スペインのマルトレル工場に、233名の期間工を雇用すると発表した。
今回の増員は、セアト『イビーサ』とアウディ『Q3』に対する需要が増していることへの対応。
フォルクスワーゲンは2011年6月から、グループ内での生産効率引き上げを目的に、アウディQ3をセアトのスペイン工場で生産。アウディ車がセアトの工場で組み立てられるのは、初となった。
フォルクスワーゲングループは、セアトのマルトレル工場に、Q3の生産に備えて3億3000万ユーロを投資。生産ラインを大幅に改修した。同工場は最大で、年間10万台のQ3を組み立てる能力を持つ。
アウディQ3は、欧州で初の大幅改良モデルを発表したばかり。今後、需要が増すことが見込まれるため、セアトはスペイン・マルトレル工場に期間工を採用して、需要に対応していく。