危険ドラッグ吸引で暴走事故を起こした男を危険運転致傷で逮捕

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今年6月に千葉県千葉市中央区内で乗用車が他車と衝突後に歩道へ乗り上げ、歩行者1人が重傷を負った事故について、千葉県警は19日、クルマを運転していた23歳の男を危険運転致傷容疑で逮捕した。事故を起こす前に危険ドラッグを使用していたという。

千葉県警・交通捜査課によると、問題の事故は2014年6月18日の午後9時50分ごろ発生している。千葉市中央区富士見2丁目付近の市道(片側2車線の直線区間)を走行中の乗用車が対向車2台と接触。さらに200mほど暴走し、自車線の前走車1台に追突した弾みで道路左側の歩道に乗り上げて歩行者1人を巻き込み、最終的には信号柱に衝突して停止した。

この事故で歩道にいた24歳の男性が後に足を切断することになる重傷。追突被害を受けたクルマの運転者が打撲などの軽傷を負った。

暴走したクルマを運転していた市原市内に在住する23歳の男は意識が朦朧とした状態で、車内から発見された植物片は指定薬物を含む危険ドラッグであったことが後に判明した。

警察では「薬物影響で正常に運転できる状態ではなかった」と判断。被害者の受傷状況が重篤だったことも考慮し、自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)で逮捕した。

聴取に対して男は「1年ほど前から危険ドラッグを吸引していた」などと供述しており、警察では日常的に危険ドラッグなどを摂取していたものとみて、薬物の入手ルート解明を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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