ナレンドラ・モディ首相の『Make in India』政策を強化する重要な動きとして、日本の医療チームがインド側と協力して研究開発を行う予定と、エコノミックタイムスが伝えた。
高額な手術機器を『シンプルで容易に入手できる』製品として、インド全土に製造ハブを設置することを計画している。
この計画はAll India Institute of Medical Sciences (AIIMS・全インド医科大学) と大阪大学による5年を期限とする合意書に基づくものである。
インド保健省によれば現在、インドで使用されている手術機器の75%から80%は米国、日本、中国、英国、シンガポール等の医療先進国から輸入している。
専門家によれば、この計画によって電気焼灼手術や腹腔鏡手術用の機器については現在の10分の1から15分の1の金額に抑えることができると考えられている。
輸入した高額な医療機器を使用することによってかかる費用は患者の医療費に跳ね返ってくるものであり、この計画の目的はそうした状況から脱却しコストを4分の1以下に抑えることであるとAIIMSのM.C.ミスラ学長は話している。