VW、新ディーゼル発表…電動ターボで最大出力272hp

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電動ターボで過給されるフォルクスワーゲンの新ディーゼルエンジン
  • 電動ターボで過給されるフォルクスワーゲンの新ディーゼルエンジン

欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは11月11日、ドイツで新技術発表会の「イノベーション・ワークショップ 2014」を開催し、高性能なディーゼルエンジンを初公開した。

フォルクスワーゲングループは2014年9月、パリモーターショー14でワールドプレミアした新型『パサート』に、新開発の2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジンを搭載。2個のターボで過給され、最大出力240hpを引き出す。

今回、発表された高性能ディーゼルは、この2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」がベース。2個のターボに電動ターボを追加し、さらなる高性能を追求する。

この電動ターボ版では、可変バルブチェーンやピエゾインジェクターなどを採用。最大出力は272hpと、ベースエンジンに対して、32hp引き上げられた。

フォルクスワーゲングループは、「240hp仕様は、4気筒TDIの量産車で最強」とコメント。これを上回る電動ターボの272hp版の市販車への搭載計画は、現時点では明らかにされていない。

《森脇稔》

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