スマホ充電中、子どもの頬に触れてやけど…本体の発熱に注意と消費者庁

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充電用コネクターの異常発熱
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 「スマートフォンを充電中に機器が子どもの頬に触れてやけどを負った」という報告が、国民生活センターに寄せられている。充電中は充電端子の取扱いに注意し、発熱しているスマホは子どもの手や身体が触れないところに置くよう、消費者庁が呼びかけている。

 国民生活センターによると、「充電中に充電端子が損傷し発熱」「使用中や充電中に本体が発熱」という事例が発生している。充電端子に破損や異物の付着があると、接点部が100度以上になる場合がある。また、ゲームアプリやテレビ電話の使用により本体の内部回路への負荷が増大すると発熱するため、長時間触れているとやけどに至ることもあるという。

 製品評価技術基盤機構(NITE)に通知された製品事故情報によると、スマホやタブレット型端末等の充電用コネクターによる事故は、平成21年から平成25年までの5年間に合計48件あった。重篤な被害に至った事例はないものの、事故のすべてにおいて発煙・発熱・発火のいずれかを伴っている。

 総務省が6月27日に発表した「平成25年通信利用動向調査」によると、スマホやタブレット型端末の普及台数は近年大幅に増加しており、平成22年末は10%未満だったが、平成25年末にはスマホ62.6%、タブレット型端末21.9%に増加している。

 充電用コネクターは、「ホコリや水分の多い場所で保管しない」「無理に力を入れて挿入しない」など、製品の保管時や使用時の注意によって、多くの事故が未然に防げるという。

《工藤めぐみ》

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