ダイハツ工業の三井正則社長は10月30日の決算発表会見で、期首に設定した2014年度の国内軽自動車販売計画である66万台(前年度比6%減)について、「達成を目指していく」と、明言した。
軽自動車市場は消費税引き上げ後の受注が低調になるなか、各社の新製品投入などで販売競争が激化している。ダイハツの今年度上期の販売実績は前年同期比5%減の30万6000台だったが、シェアのトップはスズキに奪還された。
三井社長は、「年内に量販モデル2車種を投入する」ことなどで期首目標の達成に弾みをつけたい構えだ。シェアトップについても「目的ではないが、続けてきたので維持したい」と、年度ベースでの首位確保に挑む。