25日に東京・お台場で開幕した「モータースポーツジャパン フェスティバル インお台場2014」で今年も大きなブースで出展しているスバルが3台のレーシングカーを使い迫力あるデモ走行を披露した。
まずは2013年のニュルブルクリンク24時間レースに参戦したスバル『WRX STI NBR 2013 チャレンジ マシン』。ドライブを担当したのはニュル24時間のスバルチームを率いる辰巳英治監督。ドライバーではなく監督がステアリングを握るというのは珍しいことではあるが、毎年モータースポーツジャパンでは辰巳氏自らが乗り込んで駆けつけたファンの前で凱旋デモランを披露している。
今年は一新された特設走行エリアを縦横無尽に走った辰巳氏。ドーナツターンなど迫力あるパフォーマンスは少なかったが、走行を終えると観覧エリアに詰めかけた観客からは拍手が沸き起こった。
続いて登場したのは全日本ジムカーナ選手権に参戦するスバル『BRZ』。こちらは山野哲也選手が乗り込んだ。昨年いっぱいでSUPER GTを引退し第一線からは退いたもののレーシングドライバーとして活動を続ける山野選手。走行前には「お客さんが多いところを探して出来る限り全部のエリアでドーナツターンを決めたいです」と語ると、観客が多いポイントで手を振ってドーナツターンを披露。これには観客も笑顔で手を振り返していた。約束通り、サービス精神旺盛の走りをみせた山野選手。最後はドアを開けて観客の声援に応えた。
そして、最後はラリードライバーの新井敏弘選手が駆る新型『WRX STI』ラリーカーが登場。毎年、ガードレールに限りなく迫る勢いと迫力をみせてくれる新井選手。新型のマシンも完璧に乗りこなし、軽快感あふれる走りを披露。こちらも観覧エリアから大きな拍手が沸き起こった。
こうして終始大盛況だったSUBARUスペシャルラン。明日26日も13時25分から同様の走行プログラムが行われる他、スバルブースではドライバートークショーやじゃんけん大会など様々なイベントが開催されている。